10月1日から主要な損害保険会社の料金が値上げになりました。近年の自然災害による家屋被害が増えているからです。
賃貸住宅の貸主としては、料金改定に関わらず、加入した方がいい保険があります。それは①住宅総合保険 ②地震保険 ③施設賠償責任保険です。
特にこれから物件を賃貸に出す予定がある方は、参考にしてください。
貸主が加入した方がいい保険①住宅総合保険
「総合」とある通り、幅広い損害に対応した保険です。
賃貸住宅が以下のような災害などによって損害を受けた場合に、補償が受けられます。
- 火災・落雷・ガスなどの爆発
- 風災・雪災・ひょう災
- 水災(台風や集中豪雨など)
- 盗難
- 漏水
- 外部からの飛来・落下・衝突(自動車など)
- 騒じょう(労働争議など)による破壊
貸主が加入した方がいい保険②地震保険
地震保険は単体では加入できません。火災保険や住宅総合保険に、オプションとして追加することになります。
地震に限らず、火山の噴火を原因とする津波被害にも対応しているのが特徴です。
貸主が加入した方がいい保険③施設賠償責任保険
賃貸住宅の欠陥などが原因で事故が起きた場合、損害賠償金や裁判時の弁護士費用などを補償してくれるものです。
例えば…
- 物件の古いブロック塀が倒れ、通行人にケガを負わせてしまった
- 屋根瓦が落下し、隣家の車のボディーが凹んでしまった
築年数が経過している物件ですと、予測不可能な事故が起こることもありますので、ぜひ加入すべき保険だと思います。
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終わりに
保険の内容は、物件の周囲の環境によって、建物の築年数によって、どの補償を手厚くするかによって変わってきます。保険会社と相談の上で、よく考えてプランを選びましょう。
弊社でも保険会社を紹介できますので、相談先がなければ、お声がけください。
ちなみに、賃貸住宅の室内で起きた火災・盗難・水漏れなどに対応する保険は、借主自身にかけてもらいます。