不動産売買で欠かせない資料が、公図や登記簿謄本です。
実際の契約では、業者が法務局で取り寄せて契約書に添付したりしますが、取引の当事者として、公図や登記簿の読み方・見方は知っておいた方がいいでしょう。
公図の読み方
公図=土地の地番が記載された図(住所ではありません)。だいたいの土地形状や大きさ、道路との位置関係などを読み取ることができます。
近隣の土地の地番もわかるので、必要に応じて他の土地を調査することもあります。
公図
登記簿謄本(登記事項証明書)の読み方
土地建物の現況のほか、これまでの履歴も記載されています。所在・面積・地目・築年数・構造・所有者・取得した理由・抵当権の有無など、さまざまな情報を得ることができます。
あくまで登記された事項を反映した書類ですので、必ず現況と一致するとは限りません。
登記簿:土地
登記簿:一戸建
登記簿:区分マンション
区分マンションは土地と建物の権利が一体化しているため、切り離して処分できません。
例えば、マンションの「701号室」1室だけ所有している人が、土地の持ち分のみ(または701の部屋の権利のみ)を切り離して売却することはできないという意味です。
ちなみに、法務局で書類を取り寄せる際には、公図450円・登記簿600円の手数料(印紙代)がかかります。
インターネットで申請することもできます。