大家も鍵を持つのは当たり前?勝手に部屋に入られないか不安!…というあなたへ

初めてアパートを借りる際、こんな不安を抱く人もいるかもしれません。

「大家さんも部屋の合鍵を持ってるって聞いたけど、それって普通なの?勝手に部屋に入ることもできちゃうよね?」

実は大家さんは、管理用としてアパート全室の鍵を持っています。それが普通なのです。

「えっ?じゃあ自分で鍵を交換します!」

…と考える前に、この記事を読んでください。

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大家が管理用の鍵を持つ理由とは?

大家さんはアパートの所有者であり、建物・部屋の管理者でもあります。人に部屋を貸す“商売”をしているので、鍵を持っているのは当然のことです。

玄関の鍵がデジタルロックでもカードキーでも、管理キー(マスターキー)を持っています。

ホテルのフロントと同じだと考えてください。

大家さんが管理キーを保管している理由は、トラブル発生時に即対応できるようにするため。例えば…

  • 室内で火災や水漏れなどが発生
  • 入居者と連絡が取れないので安否を確認
  • 入居者が鍵を紛失

…など。こうした緊急時に大家さんは鍵を使って室内に入ったりします。

私は何度か②の理由で大家さん(+お巡りさん)の入室に立ち会ったことがあります。③も時々あるケースでして、大家さんが管理キーをひとまず入居者に貸し出し、入居者がスペアキーを作ったりします。

管理用の鍵が必要な理由がおわかりいただけたと思います。

ちなみに、仲介業者が入居中の部屋の鍵を保管することはありません。

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勝手に部屋に入られないか心配?

緊急時でもないのに大家さんが部屋に入ってくることはありません。

用もなく入室したことが発覚したら、それこそ住居侵入罪に問われますから、そんなリスクを負う行為は誰もしないでしょう。

火災や水漏れなどで大家さんが室内に立ち入る場合は、事前に入居者に連絡・承諾を取るのが基本。ただし、緊急時は連絡なしで立ち入ることも可能です。

通常、賃貸借契約書には以下のような文章が記載されています。

甲(大家さん)は防災・防犯・救護その他緊急を要する場合、あらかじめ乙(借主)の承諾を得ることなく、貸室内に立ち入ることができる。

この場合において、甲は後日その旨を乙に通知する。

入居者とその家財を守る意味もあるわけです。

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大家に無断で鍵を交換してもいいの?

「それでも大家さんが部屋の合鍵を持っているのは不安だから、自費で新しい鍵に交換したい」と、内緒で替えようとする入居者もいるかもしれませんが…

大家さんに無断で鍵を交換してはいけません。上述の通り、鍵を含めて大家さんの所有物だからです。家賃を払っていても、人の所有物に勝手に手を加えてはいけません。

大家さんから鍵交換の承諾を得れば替えてもいいのですが、必ず新しい鍵のうち1本を管理用として大家さんに提出することになるので覚えておきましょう。

以下のような内容も賃貸借契約書に記載されるので確認してください。

・甲(大家さん)は、乙(借主)に対し入居に必要な本物件の鍵を貸与する。乙は、これらの鍵を善良なる管理者の注意をもって保管かつ使用しなければならない。万一紛失又は破損したときは、乙は直ちに甲に連絡のうえ、甲が新たに設置した鍵の交付を受けるものとする。ただし、新たな鍵の設置費用は、乙の負担とする。

・乙は、鍵の追加設置・交換・複製を甲の承諾なく行ってはならない。

まとめ

アパート大家さんが全室の鍵を管理用として持っている理由や、鍵に関する一般的な取り決めなどについて紹介しました。

それでも大家さんが合鍵を持っていると心配という方は、賃貸物件に住むことに合わないかもしれません…。

以上、参考になれば何よりです。

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