前回の記事では、マイホーム購入の頭金について取り上げました。次は住宅ローンの基本編です。
関連記事:頭金の目安&貯金をいくら残す?マイホーム購入予算の考え方!
住宅ローンは、扱っている金融機関ごとに色々な商品・金利タイプ・返済方法があり、それによって総返済額が変わってきたりします。
まずはどんな種類があるのか、簡単に紹介したいと思います。
住宅ローンの種類とは?
住宅ローンと言えば「銀行」というイメージですが、公的な機関も扱っていることはご存知でしょうか?
主な種類を以下に挙げてみます。
住宅ローンの種類
【民間のローン】銀行、信用金庫、信用組合、労働金庫、農協(JA)、住宅ローン専門会社、ネット銀行、保険会社、勤務先の融資制度、公務員共済
【公的なローン】住宅金融支援機構(自然災害で住宅が被害を受けた人など)、財形住宅融資(財形貯蓄を1年以上行い、一定条件を満たした人が利用可)、自治体融資(行政が住民支援・勤労者支援として実施している制度)
【公的な機関が協力する民間ローン】フラット35(金利が長期間固定され、ずっと返済金額が変わらないローン)、フラット20、フラット50
関連記事:フラット35と35Sの条件とは?上限いくらまで借りられるの?
返済方法など
- 毎月返済のみ
- ボーナス併用返済(ボーナスが出た月は増額して返済するもの)
- 元利均等返済(元金と利息を合わせた月々の返済額が一定)
- 元金均等返済(月々の返済額のうち、元金の部分が一定)
- 共働き夫婦が一緒に借り入れをする「ペアローン」(夫婦それぞれがローンの債務者になる)
- ローン申込者の収入に、配偶者や親などの収入も加算して借り入れをする「収入合算」(ローンの債務者は申込者1人)
関連記事:元利均等返済と元金均等返済はどう違う?どっちが得なの?
金利タイプ
- 変動金利型(借り入れ期間中に金利が変動するもの)
- 固定期間選択型(3年や5年など、選択した期間中は金利が変わらないもの)
- 全期間固定金利型(初めから終わりまでの全期間、金利が変わらないもの)
- 金利ミックス型(固定金利型と変動金利型を組み合わせたもの)
選ぶ住宅ローンによって、金利や保証料や事務手数料などが変わってきます。
関連記事:固定と変動はどう違う?住宅ローンの金利パターンを7つ紹介!
住宅ローンはどこに相談すればいい?
住宅ローンは、今まで利用したことがない金融機関でも借りることができます。
相談先の探し方は例えば…
- 口座を持っている金融機関に相談してみる
- チラシやネットで調べた金融機関に行ってみる(付き合いがなくてもOK)
- 見学に行ったモデルハウスやモデルルームで、業者から住宅ローンの紹介を受ける
- 勤務先の融資制度(従業員向けのローン)
「ローン相談に行きたいけど、平日は仕事が忙しくて…」という方でも、土・日曜に相談窓口を開設している金融機関もあるので大丈夫です。
また、インターネットで事前審査や申し込み手続きを行える銀行も増えているので、こちらを活用するのもいいでしょう。
参考サイト:【住宅ローン】手間のかかる審査申し込みを一度で!まずはシミュレーションから
終わりに
住宅ローンの種類も色々あって迷うかもしれませんが、長く利用するものですから、よく情報を集めながら自分に合いそうな借り方・返し方を研究してみてください。
弊社でもモーゲージプランナーを紹介できますので、ご希望でしたら連絡ください。