長期入居者特典をつけたアパート空室対策とは?他県の入居者サービス例も紹介!

前回の記事では、お金を極力かけないアパートの空室対策をテーマにしました。これと合わせ、大家さんにもう一つ検討していただきたいのが、現在居住している入居者へのサービスです。

関連記事:お金をかけない空室対策(アパート)とは?低額リフォームならここに着目!

新しい入居者に早く入ってもらうことも重要ですが、既存の入居者に長期契約(更新)してもらうことも重要と言えます。これも空室対策の一つです。

そこで今回は、入居者サービスの一例を紹介したいと思います。

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長期入居者には「特典」をプレゼント

「入居中なんだからサービスする必要ないのでは?」と思われたかもしれません。

しかし、今や近隣には魅力的な物件がたくさんあります。もしかしたら入居者は「もっと住み心地のいい物件に引っ越そうかな…」とネット検索しているかもしれません。

特に、長年住んでくれている入居者の部屋を想像してみてください。新しく入居した部屋に比べて、設備が古かったり付いていなかったりしていませんか?

そこで、長期入居の特典をつくり、新品の設備に交換したり、小リフォームをしてあげるのはどうでしょうか。

例えば「入居期間5年以上」や「2回更新」といった条件を満たした入居者を対象にするのです。

以下のメニューでしたら、それぞれ1.5万円〜10万円のローコストで行えます。

  • IHクッキングヒーターまたはグリル付きガスコンロをプレゼント
  • エアコン交換
  • 追い焚き機能に変更
  • TVモニターホンに交換
  • 玄関またはトイレのクロス張り替え
  • 希望の箇所をクリーニング(キッチン・風呂・トイレ・エアコン・換気扇など)
  • 畳の表替え、または網戸の張り替え

契約更新のタイミングに、入居者にアンケートを取って選んでもらう方法もいいですね。「あったら便利」と考える設備は、個々に違うからです。

ぜひ、長期入居者の特典を検討してみてください。最近の人気設備については、こちらの記事を参考にどうぞ。

関連記事:大家さんの空室対策のヒントに!入居者に人気の設備ランキング2019の結果は…

各地の大家さんが実践する入居者サービスの例

最近では、入居者サービスに工夫を凝らし、ライバル物件との差別化を研究している大家さんが各地にいます。

全国賃貸住宅新聞社が発行している雑誌【家主と地主】から、事例をいくつかピックアップしてみました。

  • (長野県塩尻市の大家さん)マンションの共用部に、野菜の自動販売機を設置。自作のレタスのほか、近隣の農家からもらった旬の野菜を安く提供している。「スーパーに行かなくてもいい」と、共働き夫婦の入居者に人気
  • (宮城県仙台市の大家さん)2年に一度、入居中の全部屋の設備を交換。バランス釜から追い焚き式ユニットバスに替えたり、TVモニターホンを設置したり。満室が続き、入居期間は最短の人でも8年という長さ
  • (埼玉県熊谷市の大家さん)月2回、30分〜60分の夜間巡回を行い、電球交換や補修をする。昼間はわからない部分に注目。夜に帰宅する入居者に安心感も与えている
  • (東京都港区の大家さん)マンションの共用部に、食料品を購入できる“セルフ式コンビニ”を設置。コンビニよりも低額だったり、毎月定額コースをつくるなど利用しやすくしている

スーパーやコンビニまで行かなくても、ちょっとした食料品が安く手に入るのは嬉しいですね。

管理上の課題は色々あるかもしれませんが、入居者の利便性を考えたユニークな取り組みだと思います。これから導入が増えるかも…?

終わりに

空室対策と言うと、どうしても空き部屋が出てから行動を起こすことが多いです。

しかし、満室時から「入居者さんが欲しいと思う設備・サービスはないだろうか?」と考えてみることも空室対策の第一歩になります。

何か設備を新しく交換したことで、入居者が他物件への引っ越しをやめて更新してくれたら儲け物です。大家さん独自のサービスを検討してみては―。

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